2012年のTOP履歴

2012.12.31
としこし

数日後には新年トップページになるんですが
今年一年の締めくくりをポトフで…。

振り返ってみると色々あったような何もなかったような
あ、色々あったか まあそんな2012年でしたが、
こんな軽佻浮薄な生き方でもなんとか沈まず一年乗り切れたことに感謝。
ちょっと個人作品が少なかったかな。
鬼が笑うので抱負はまた後日。
良いお年を!

2012.12.13
映画の日

ここ1年ほど在籍した地元の自主上映サークルICCが
30周年を機に休会する、ということで
お祝いと餞別を兼ねて会報に寄稿いたしました。

このサークルは月1回、地元の映画館の休館日を使って
会員制の上映会をするというもので、会費のみのボランティア運営、
上映作品は会員の投票で決まっていくという、全国的にもかなり珍しい団体。
30年続けたってのがすごいですね。
実はかれこれ20年前の高校時代、この上映会(年に数回、一般参加も可)で
「ローマの休日」「ニューシネマパラダイス完全版」を見たのです。ああ懐かしい。

映画もデジタル化時代を迎えて色々と過渡期にあるようですが、
ipadで漱石を読んでも本質が失われないのと同じように
素晴らしい映画と今後も出会っていけることを楽しみに生きております。

そんなわけで、ICCから「なんでもいいよ」と言われたので
今回のイラストを描いてはみたんですが、特にわかりやすくもなく
特にマニアックでもなく、なんというか
ひさびさに自分だけ楽しい「なんでもいい」イラストを描いていて
やっぱり、ああ、映画っていいなあと思った次第。

2012.11.07
ストーヴ

不定期漫画ポトフを更新しました。

そろそろストーブだそうかなというシーズン

石油ファンヒーターという装置が
いわゆるコスパは最高みたいなんですが
音とか風とか、気になるところがおおすぎて
仕事場ではわざわざアラジンストーブを使っています。

これがまた燃費悪いし、着火も手入れも面倒で
なかなか暖まらないというシロモノなんですが
ボサーッとした胴体の中で青い炎が静かにチロチロ燃えて…
ああ、もう! 許す!

2012.10.31
切れてないよ

手元にあったハサミを書いたら
意外にうまく書けたのでアップ

何本かハサミを持っているけれど、その中では
かれこれ10年以上前、まだ職場を転々としていた時期に
デザイン会社で借りパクしたハサミが最高に良い すごくよい感触で切れる
ちなみにこの会社は潰れたので時効というか 遺品というか

ハサミって、試し切りして買えないからなあ
その感触のハサミを求めて1〜2本買ってみたけどいまのところ不発

そういえば実家に帰って驚いたのが
かれこれ30年前にストーブで柄を溶かして変形したハサミが
まだ現役で使用されていた ハサミって一生モンなのね

2012.10.17
ボジョレー・ボージョレ
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下書き描いて2年くらい放置してた絵を
鉛筆の練習がてら描いてみました。
ちょっと狙いが甘いな。

いきつけの飲み屋さん(って、言いたかっただけ 2ヶ月に1回くらい行く)で
先日話題になってたのが、ボージョレ・ヌーボー解禁。
1ヶ月切ったようですね。 まあ、私は飲まないんですけど。
銘柄とかよくわかりませんが
とりあえず口が曲がるような渋いのが好きなので、
できたて爽やか(なイメージ)のワインはどうも。
ちなみに「ボージョレ」が正解らしいですよ。

そんな話を聞きながら、酔った勢いで赤ワインとヤギチーズを注文したんです。
食べた瞬間、口いっぱいに獣たちのキスの味が広がることでおなじみヤギチーズですが
マイルド味のものを出してもらい、(比較的)美味しくいただくことができました。
やっぱワインにはチーズだよね。

翌日、体臭が獣のニオイに…、、こ、これは!!


2012.09.21
パンの笛
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前から気になっていた『ガラスペン』を購入しました!
銀座をブラブラして、気持ちが浮わついていたので、その勢いでつい…。

溝がはいって細くなったガラス製のペン先にインクをつけて描く道具。
飾り用に持ち手がカラフルなガラスになってることが多いんですが、
今回のは竹製で非常に実用的。
清水の舞台から飛び降りる…ほどではないにしても
「繊細です!」「ぶつけないで!」「先が折れます!」と
さんざん書いてあって、もちろん折れたら終わり。
そう考えると、ちょっと試しに買うには高い買い物で
ずっと手を出さずにいました。

上のイラストが試し書きしたもの。

うん、

仕上がりは普通のペンと同じだわ…。
で、でも、でも!いつ折れるのかとヒヤヒヤした緊張感が
絵にあらわれてるよね。そうだ、そうに違いない。
慣れるともうちょっと柔らかい印象になるかも。
要研究ですな−。


2012.09.14
箱船はいっぱい
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すいません、更新が空いたので
そのへんに落ちてたメモをアップしてみます…。
生存確認ということで。

こういうヘタクソな絵が描けていると
自分もまだまだいけるんじゃないかと思えますよ。
すごい経験と修練の裏打ちのあるヘタな絵が描きたい、
そんなことを思います。たまに。
たまに思うだけだからいかんのだな−。

ところで響きだけで娘にノアって名前つけちゃう人がいるとのこと。
ノアはじいさんだろ、ドンドン!(よくわからない怒り)

2012.08.11
夏、終わる
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ひさびさですが
ちょっと夏っぽいネタでポトフ更新しました。
というか、ひさびさすぎて書きかけの原稿は「スケート」ネタでしたよ。
そういえば久しく水族館に行ってないな。
なにせ、ここは海の無い、陸の孤島。


梅雨が明けて、いや、明けてっぽい感じみたいな?から
ひと月たつかどうかという感じですが
夜にはウマオイ(スイッチ、オンと鳴く英国紳士)の声がして
朝は寒くて窓を閉めるために一旦起きる日々。
そう、もう夏は終わったんです。短いなあ…。
行く夏を惜しむべく、明日は恐竜を見に行ってきます って
我ながら脈絡なし。

2012.07.19
北沢峠
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連休は例によって山登りでした。
メンバー3人、今回は我が家から車で30分、
そこから林道バスに乗り換え1時間、北沢峠へ。
ここにテントを張り、1日目は山梨県側・甲斐駒ヶ岳
2日目は長野県側・仙丈ヶ岳を目指す…はずでした。
が、私は初日の甲斐駒でヒザ痛が再発、2日目は早々にリタイア。
他メンバーも2日目途中棄権がでたり。
さすがデザイン系なんちゃって登山部、ひ弱です。鍛えなおさなきゃなあ。

甲斐駒からは山梨を富士山まで一望できるはずでしたが
梅雨の雲で下界はほとんど見えず。ひたすら達成感のない登山となりました。
テント泊は初めてで、寝つけなかったけれど楽しかったです。
フリーズドライカレーの進化に驚愕。
連休とあって、超過密状態のテント場は色とりどりの行灯でした。

ちなみに、絵のまんなかあたりの木の下だけ
なぜかすっぽりと空いていたので、当初ここにテントを張ったんですが…
枝にも葉にも足元にもすごい数の毛虫!!! 逃げました。


***そういえば「おしらせ」***
4月からの連載開始ではりきっていた
マツモトキヨシのフリーペーパー「digimaga」ですが
7月号で急遽休刊となってしまいました。うーん残念。
今回の製作で、かなりやわらかい仕上がり感を習得したので
今後にいかしたいものです。

2012.07.09
めがねふき
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登板間隔あいてしまいましたね。
イレギュラー仕事に振り回されっぱなしの6月でございました…。
もう今年も後半戦、このサイトもしっかり攻めていこうと思います。ばっちこーい。

さてさてそんな中、なにかとお世話になっている
秋葉原の眼鏡屋・あんだーらいんから
夏用めがねふき(上段)の完成品を送っていただきました。
ついでに去年の秋、その前の冬も…(すっかりもらい忘れてた)

並べるとだんだん線が太くなっているのが
ここ1年くらいのトレンド。やっぱ太い方がいいですね。
いっぱい送っていただいたのですが、一度にかけられる眼鏡は一本、拭ける眼鏡も一本
という訳で、希望者にはおわけいたします、と一応言ってみる。

2012.06.04
シンガポール旅行記 その2(1日目・午前)
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1日目午前〜昼は現地の市場やスーパーを散策、
その後、シンガポールといえば例の場所へ行きました。
昔は海外のスーパーというと見る物全部が珍しくて
写真とりまくっていたんですが、すっかりそういう衝動もなくなりましたね。
慣れてきたのが半分、あとは特にシンガポールはクセのない渋谷のような国なので
あまり目にひっかからないんですね、色やデザインが。
でも、ネットで世界もずいぶん平均化されてきてるような気もします。
なーんて、ひさびさの海外なのに。

さて、観光らしいのはこのへんまで。

2012.05.23
シンガポール旅行記 その1
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4月のシンガポール一人旅、いざまとめようとすると
なんだか壮大になりそうな、大したこともなかったような、
何から話していいのやら、手がつかないまま時がたってしまったので
とりあえず(というか、結局)思いつくまま適当に書いてまいります。
長いので、ダラダラおつきあいを。

まずは出発、移動日から。
出発時間(現地)と到着時間(現地)だけ見ていて
時差とか考えていなかったので、
朝10時発→夜8時着、なんだー10時間(直行便が7時間半)くらいか〜と思っていたら
なんだかんだで12時間くらいかかりましたよ。
恐るべし、格安航空券。
ただ、途中で乗り換えがあると、一度歩いたり体操したりできる訳で
体はずいぶん楽でした。これはこれでアリだな、と。


2012.04.27
シンガポール行
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4月中旬に、シンガポールに住んでる友人を訪ねて
初の海外一人旅をしてきました。

シンガポールというと、面積も東京23区くらいの商業国家
中華系を中心とした周辺アジア人が入り交じる他民族な国で
歴史もなく、正直、ショッピングや動物園なんかの商業施設くらいの観光地しか期待してなかったんですが
やはり異国、そして現地をよく知る友人の案内、あと転んでもタダでおきない運命
たった2日の滞在ですが非常に濃密でした!

もちろんマーライオンは見て、マネした写真を撮ってきました(年賀状用)が
そのへんはネットで検索すれば同じ事してる人がヤマほどみつかると思うので…
それ以外の「観光ガイドにのってない裏シンガポール」を
このページでご紹介していこうと思っています。
持つべきものは現地の友人。
おたのしみに〜。

ちなみに上記イラストは、2日目早朝
「なぜか5時に起きてシンガポール人のトラック荷台にのせられ海で釣りをするハメになった」
時に描いたスケッチです。


2012.04.04
フクロウ年
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たまには告知というか宣伝というか、
2010年度に連載させていただいた
マツモトキヨシ(長野ではファミリードラッグ系列)のフリーペーパー「digimaga」で
今年も一年連載をやらせていただけることになりました

前回は「健康の森」というタイトルで
森の中のクマさんやウサギさんが
「コンドロイチン」や「アントシアニン」の効用を解説する、という
かなりヘビーな内容でしたが、今回は背景の森を中心に
ちょっとフクロウ先生が出てくるという趣向
季節ごとの森を描ける、というのが初めてなので楽しみです

お店にお立ち寄りの際は、ぜひペーパーもらってくださいね、と
いや、タダだと宣伝しやすいなー
絵が載ってるから買ってね、とか
店員さんの目を盗んで立ち読みしてね、とか言えないから


2012.03.28
塩すごい
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ちょっと間が開いたのであわてて記憶をたよりに落書きアップ
おかしいな…もう何回も観たはずなのに
うろおぼえすぎ

さてさて、日々することもないのでよくお茶(紅茶)を飲むんですが
とりあえず歯が茶色になり、同時にコップや急須なども
すさまじい勢いで茶渋がついて茶色になっていきます
このコップたち、お客さんが来ても使いまわすので
清潔なんだけどちょっと見栄えが悪いな、ということで
「茶渋 とる」で検索
塩素だの重曹だのクエン酸だの出てきたんですが
わざわざ買いに行くのも…と思いきや「塩でこする」という情報にグッときました
軽く濡らして、塩をパラパラ振って、指でこする
一応、粗塩なんて書いてましたが、普通の食卓塩で
なんの効果か、これが見事に落ちる、落ちる 塩すげー!
このコップこんなに白かったのか、という具合

ただ、これ
なんかやる前より次の茶渋がつきやすくなったような気が…あれ?





2012.03.06
慣れる
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父親育児のためのパンフのイラストやデザインを
やったので、そのイラストを…。


それとは関係なく、

前回の故障ケータイ話で思い出したんですが、
そういえば大学生の頃、家の固定電話も安モノだったため即故障してました。
受話器をとってもつながらない。
裏ブタのネジをはずして半分に分解してみると、
どうも受話器を置くスイッチ部分の接触が悪いらしい。

ネジをはずしたまま、電話がかかってきた時にパカッと半分に分解して、
内部のスイッチを指でちょっと押してやればつながる。
つながるんだから、買い換えるのももったいないので
そのまま3年くらい使ってました。

人間、どんな状況でも道筋さえできれば慣れるもので
プルルルル→パカッ(半分に分解)→カチッカチッ(指をつっこみスイッチをいじる)→「あ、もしもし」
最後は何も考えなくてもできるくらいスムーズでしたね。
流れるように。
友達が遊びにきてるときに、普通に(分解した電話に指をいれてから)電話にでて
「おまえ何やってんだ」って言われてハッとなりました。
たしかに。今考えると、おかしい。


2012.02.17
とりズ
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最近なんだかバタバタしていますよ、というのを表現した鳥たち…


4年使用しているケータイ電話のバイブモーターが故障で
おそらく固定されている部分がはずれたようで、電話がくるたび
ウゥゥゥン ウゥゥゥン(振動) ではなく
ケロケロ ケロケロ(振動なし)と鳴きます。
胸ポケットからケロケロ ケロケロ …カエル…いや、電話だ!! という毎日。

先日もシーンとした病院の待合室で、いきなり「ケロケロ ケロケロ」
『まあ、あの方、カエルの声を着信音にしてらっしゃるのね』
『おい、マナーモードにしろって書いてあるだろう』
そんな心の声が聞こえてくるケロ。
いや、こっちがカエルになってどうする。

この音、夏になったら(田舎でカエルの声がすごいから)気づかなくなるだろうなあ…
って、夏まで使うのか、これを。


******次回メモ
前回の故障ケータイで思い出したんですが、
そういえば大学生の頃、家の固定電話も安モノなので即故障しました。
受話器をとってもつながらない。
裏ブタのネジをはずして半分に分解してみると、
どうも受話器を置くスイッチ部分の接触がわるいらしい。

そこで、ネジははずしたまま、電話がかかってきた時はパカッと半分に分解して、
内部のスイッチを指でちょっと押してやればつながる。
つながるんだから、捨てるのも買い換えるのももったいないので
そのまま3年くらい使ってました。

人間、どんな状況でも道筋さえできれば慣れるもので
プルルルル→パカッ(半分に分解)→カチッカチッ(スイッチをいじる)→「あ、もしもし」
最後は何も考えなくてもできるくらいスムーズでしたね。
友達が遊びにきてるときに、普通に(分解した電話に指をいれてから)電話にでて
「おまえ何やってんだ」って話になりました。
たしかに。今考えると、おかしい。


2012.02.02
ゆきみち
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微妙に忙しいので、ラクガキ更新。
先月、陣馬山という高尾山の裏側の、さほど高くない山に行きました。
いつものむさくるしい山ボーイズだったんですが
このパーティー、やたら天気の運がよく
ちょうど前日の関東大雪&当日はくもりのおかげで
「やたら簡単な低い山で初雪山体験」ができちゃいました。

ただ、雨も降ったので雪質は最悪。
ベトベトと重く、踏ん張るとズルッとすべる。
峠で豚汁を自炊して楽しんだあたりまではよかったのですが
帰りは疲労からヒザ痛が再発。泣きそうな登山はじめ2012でした。

きたえなおして、今年ものぼるぞー。

2012.01.201
赤い鍵盤
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ふと時間が空いた時にピアノでも弾きたいなあ、と
(かなりヘタなくせに)つねづね思ってたんですが
楽器屋でみかけた赤いキーボードに一目惚れして、人生も短いものなので、
うっかり買っちゃいましたよ。
シャア専用でしたっけ。「こいつ、早いぞ!」(うろおぼえ)とか、そんな。

KORGのSV-1という73鍵の電子ピアノで
エフェクターやなんかのつまみがついてるのが、もうたまらないルックス。
KORGは多少音がおもちゃっぽい傾向なので人により好き嫌い激しいメーカーですが
私は大好きなんです。シンセやリズムマシンを愛用してました。
ちなみにこれ、かわいい顔で地獄のような重さ、泣きながら設置。

あ、下に書いてある、かわいい顔の肉食動物は
先日北極で保護された迷子シロクマが描きたかっただけです。


2012.01.06
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
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って、ジョン・ローンの映画でしたっけ…
最近名前きかないなあ

というわけで、あけました。
竜といえば東洋の竜も西洋の竜も好きなので非常に迷ったのですが、
今年は一番好きな竜・エルマーの竜を描きました。

画面からはまったく伝わりませんが、
最近自分の中ですごくはやってるパソコン版画で描いてます。
多色刷りの版画の要領で、色パーツごとに鉛筆で塗ったものを
7〜8枚、パソコンにとりこんで色をつけて重ねています。

なぜこんなめんどくさいことをしているかというと、
絵の中に自分で制御できない部分、想像が許される部分と
完成度を試行錯誤できる部分をうまく融合できないか…と思ったからです。
要するに、ちゃんと「適当に描いたようなもの」を作りたい、
ということですかね…。
今年はこの「しっかり適当」をモットーにいきたいと思います。
本年も何卒。




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